奈良盆地の西部に位置する河合町は、各時代の遺跡が残されている町です。
そんな古くからの歴史に触れられる、河合町の魅力やおすすめスポットについて紹介します。
河合町の魅力:歴史や文化を学べるスポット
河合町には、古くからの歴史や文化を学べる魅力的なスポットがあります。
大塚山古墳
河合町の北東部にある「大塚山古墳」は、5世紀後半から6世紀初頭にかけて築造されたと考えられています。
8基からなる古墳群の全長は197mで、奈良盆地内では最大級の規模です。
歴史的にも文化的にも貴重な遺跡なので、さまざまな学術研究がおこなわれました。
1960年代までは隣に小学校もあり、子どもたちの遊び場としても親しまれてきました。
一部は里山としても利用されていたので、人々の暮らしに根ざした魅力あふれる遺跡です。
宮堂遺跡(定林寺)
「宮堂遺跡」からは、縄文時代や古墳時代の石器・土器が出土しました。
大塚山古墳の造成時には集落があったと考えられています。
廣瀬神社が所蔵する古絵図にも、聖徳太子が建立したとされる定林寺の伽藍が描かれました。
そして現在の定林寺は廣瀬神社の西側にありますが、かつては「宮堂遺跡」のあった場所に建っていたと考えられています。
河合町の魅力:おすすめの散策スポット
河合町には、手軽に散策を楽しめる魅力的なスポットがあります。
釘池公園
「釘池公園」は、ゾウの噴水がある公園です。
噴水のほかに藤棚や池などがあるので、散策したい方におすすめのスポットです。
さらにテニスコートやグラウンドも備えているため、スポーツも楽しめます。
また西名阪自動車道を越えると「中山田池公園」があります。
遊歩道や展望台があり、こちらも散策を楽しめるスポットです。
薬井の井戸
「薬井の井戸」は、眼病に効く井戸水として知られています。
河合町付近を訪れた弘法大師が、眼病を患う人のために井戸を掘るよう指示しました。
指示通りの場所を掘ると水が湧き出し、近隣からも井戸水を求めて、多くの人が訪れるようになったと伝えられています。
水は現在でも湧き出ており、「薬井水」と刻まれた石もあります。
河合町役場庭園
河合町役場の庭園は、大正時代に個人の邸宅内へ造成されました。
昭和になり河合町に譲られ、庁舎が新築されました。
庭園部分は町民憩いの場として、自由に散策できる魅力的なスポットです。
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